子供が屁理屈を言う場合に出くわした時、保護者の皆さんはどうしているでしょうか。
頭ごなしに否定したり、無視したりしていないでしょうか。こういう態度を取られることが続くと子供は言っても無駄だと思うようになります。屁理屈は実は自分で考えるという行為をした証拠なのです。子供の屁理屈に遭遇したら、成長したなぁというくらいに思うようにして下さい。屁理屈は論理的な思考力と言葉による表現力がついてきたことで可能になっているのです。
とても難しいかもしれませんが、子供の教育は保護者に取っても努力が必要です。
屁理屈は何度も繰り返されるといらいらしてしまうこともあると思いますが、子供がまったく言うことを聞かなくて、いらいらしてしまうというのは、よくあることですし、長い成長の過程ではあったほうがよいです。ムッとするような屁理屈の場合、個別の状況によってひとつのパターンにあてはめることはできませんが、カッとならないようにするのが大切です。発達、成長している過程ではあたり前のことです。こういう行動は必ず必要になることです。もちろん度が過ぎる場合は違う対応が必要ですが、現在、教室に来ている子供たちはあてはまりませんので、おおらかな気持ちで接してあげてください。
反抗期は子どもの成長の証です。成長したと喜びましょう。このちょっとした心の持ち方が子供への接し方をよりよくします。