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頭が悪いは勘違い

ある高校の保護者会で頼まれて話をした時、保護者の方からうちの子は頭が悪いので何とかしたいと相談されました。繰り返し、頭が悪いと言います。勉強してもダメなんですと言います。


お子さんは自分の名前が言えますか。
住所が言えますか。
では大丈夫です。頭は悪くありません。
勉強するか、しないかだけの問題です。
そして、勉強のやり方と姿勢です。
とお話しました。


学校で真剣な気持ちで毎回、授業に参加し、復習をするかどうかの問題です。差が付くのは、頭の良し悪しではなく、行動するかしないかと内容の差です。保護者が頭が悪い、悪いと言ってばかりいると、本当にそうなってしまいます。
「頭が悪い」という言葉のほかに、「苦手」という言葉にも注意してください。
「苦手」という言葉は毒があります。
「苦手」「苦手」と言っていると、本当にそう思いこんでしまいます。 保護者の方が自分の子供の前で「この子は●●が苦手なんです」と話したりしていると子供はそう思いこんでしまいます。「苦手」という言葉は不思議な力を持っています。「苦手」「苦手」と言っていると次第に本当に思いこんでしまいます。家の中で「苦手」という言葉が聞こえてきたら、やんわりと使わないように否定しましょう。言葉には口に出して言うと、次第にそう思いこんでしまうという力があります。どうせなら楽しい言葉を口癖にしましょう。