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小4~高3のご家庭へのお話をしています。

学ぶ楽しさ

ある大学のキャンパスを訪問し、大学生と話をしてきました。
大学生と話をしていると、学ぶ楽しさを知っている大学生とそうでない大学生に大きくわかれます。
小・中・高校と与えられた勉強を苦しみながらやってきたという意識のまま大学に入ると、勉強という概念が大学ではあまりにも違うことにびっくりすることがよくあります。大学は楽をしようとすればいくらでも楽ができます。基本的に自ら楽しみながら、自分の夢に向かって学ぶ場が大学です。大学に入る前に学ぶことの楽しさを知ることはとても大事なことです。でも最近はこれがなかなか難しいことになりました。学ぶことが楽しいという気持ちにさせることが子供と接する大人の大事な仕事です。

円の面積の公式はこれだ。
三平方の定理を覚えてこい。
分配法則や二次方程式の解の法則も覚えないと。。。 
単に公式を覚えて、単純に数値を当てはめ、正解だった、不正解だったというような学び方しか経験できていないと学ぶ楽しさはわからないかもしれません。覚えたことを忘れたらおしまいのような学習ですので、長い目で見たら、無駄になってしまいます。
例えば、円周率は3.14だと覚えるだけでなく、なぜ円周率は3.14なのかということを探究した活動を徹底してやっておくと、考える活動、探究する活動の中から学ぶ楽しさにふれるチャンスが生まれます。学校でこういう意識で授業をしようとする先生が増えて欲しいと思いますが一部にとどまっているようです。
円周率をならった学年以上の子供にご家庭で聞いてみてください。
なぜ円周率は3.14なの?
わからなくてよいです。
一緒に考えてください。