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ためになる本とはどんな本だろう

保護者の方に子供に読ませたい本は何ですかと聞くと本当にバラエティに富んでいます。
昔ながらの名作をあげられるケースが多いなと思います。
名作だから読ませておきたいと思うのかもしれませんが、子供はこの種の道徳的というか、ためになる本にはある意味敏感です。道徳を押しつけられるような感じを受け、つまらない、読みたくないと思いこんでしまうことがあります。
読書で教えるべき事は、まず、本を読むことの楽しさです。
え~と思うような本だとしても、子供がワクワク、ドキドキと楽しめそうだったら、それは子供にとっては大事な名作になります。
小学生であれば、銭天堂、かいけつゾロリハリー・ポッター、若おかみは小学生といったものや、子供も読めるミステリーなどもよいです。元気の出る伝記もよいでしょう。
大切なのは夢中になる体験です。
読書に没頭するのはすばらしい体験です。
できるだけ時間がたつのを忘れるくらい夢中になるのがよいです。
なお、読書の量と国語の成績は必ずしも比例しません。読書をするから国語の成績がよいのではなく、読書をしつつ、語彙を増やしたり、文章を読み取る力をつけたり、接続詞の使い方など国語力の土台となる力の育成を並行してしているから国語力が伸びます。
一方で、国語の成績がよい子供は読書が好きというか、読書習慣を持っていることのほうが多いです。読書をする中で、新しい語彙を増やし、文章を読み取るという力の土台を伸ばしているのは事実です。
まず保護者の皆さんが子供の前で読書をしてください。それが長い目で見ると子供に大きな影響をもたらします。