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小4~高3のご家庭へのお話をしています。

言うことを聞かない子供

保護者が子供にこうしなさいとか、こうすべきといったことを言わないといけない場合は多いと思います。でも、なかなか子供はその通りに動かないものです。
私の子供たちもそうでした。困ったものです。こういう場合にどうしたらよいでしょうか。まず、2回目までは叱らないでください。3回言っても聞かなかった時は、真剣に叱る、怒るというのがひとつの考え方です。ご家庭の状況や雰囲気にもよりますが、3回目がよいと思います。本気で怒って下さい。約束は守る、約束は必ず果たすということをまずい親子の間で作り上げてください。3回言っても聞かないというのは容認してはなりません。嫌だったら人の話を聞いても無視すればいいという気質を持ったまま、大人にしてはいけません。子供にとっても、とても不幸なことです。
何事も子供が自分から動くことが大切です。
2回目までは見守るくらいの時間的猶予は用意してあげましょう。
自発性をつけるのは何事も辛抱が肝心です。

さて、ひとつ大切なことを次にお話します。
3回目に怒ったとしても、まったく意味がない場合があります。
それは親子の間に信頼関係がない状況になっているご家庭です。
仕事での人間関係や友人関係を思い浮かべてみて下さい。あの人には言われたくない、言われても聞き流すという相手が皆さんにはいないでしょうか。話す、伝わるというのは信頼関係があるから成り立つのです。
信頼関係を親子で築くためにはどうしたらよいでしょう。
それは保護者の皆さんが約束を守ることです。
小さい頃、例えば遊園地に連れて行ってとせがまれたことがなかったでしょうか。その時、今度行こうねと言っておきながら、なかなか連れて行かなかったということはないでしょうか。こういうことの積み重ねが信頼関係の土台を揺るがすことになります。
遊園地にそのうち連れて行くねといっておいて例えば、それが1年後になったとしましょう。子供にとっては、今度ねと言われたら、それはどんなに長くても1ヶ月以内の感覚です。立派に約束を破り、信頼関係の土台がおかしくなっています。こういう場合はきちんと理由を伝え、子供にあやまりましょう。信頼関係を築くというのは、ちょっとした言葉と行動が大切です。
親子であろうと、約束は約束です。
約束は守るのではなく、必ず果たすという意識をまず保護者の皆さんが持って下さい。