教室ではレッスンの最後に宿題を出します。次に来たときに確認をするのですが、いつも忘れてくる生徒がいます。ほぼ同じ生徒です。
最近、宿題を忘れましたシートというのを用意して、宿題を忘れた場合には書いてもらうということを開始しました。小中学生を対象にして実施しています。
理由を読んでみると、確信犯だというのがよくわかります。最初から宿題をやるつもりはないのに、宿題をすると約束しています。
とても残念ですが、何のために宿題を出しているのかが伝わっていないということにも原因があるという見方を私はしています。
今月後半に小中学生は勉強法のセミナーを実施しますがその中で徹底的に勉強の作法について話をしますので、これによって解消する最初のきっかけにしたいと思います。
勉強は毎日することが大切です。
学習する習慣がない場合、これはとても難しいことです。
毎日、決めた時間に学習をする習慣ができるまでが一番大変です。学習習慣がない場合、いくら言っても、いくら指導しても、できない理由を探したがります。できない理由は考えないようにしてほしいものです。できない理由はいりません。できる方法を考えることが大事です。できない理由を考えず、できる方法を考える意識、体質を作るように少しずつ変えていく夏が始まります。これはいつも宿題をきちんとしてくる場合も当てはまります。
できない理由を考えないことができるようになったら、次はできる方法を考えつつ、それをやる意味を考え、理解する能力も付けていくようにしていきます。これらの力、つまり「できない理由は考えない力」「できる理由を考える力」「それをやる意味を考え、理解する力」を身につければ、これからの答えのない世界に立ち向かえる大人に成長するチャンスが生まれます。
今年の夏期はこんな夏にしていきます。