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小4~高3のご家庭へのお話をしています。

しかられ方と躾と家族のルール

しかられるというのは嫌なものです。認めたくないものです。
でも、家できちんと躾(しつけ)をされている家庭の子供はしかられた時の態度が違います。
あっ注意された。
いけな~い。
ごめんなさ~い。

心から思っていて、言葉はなくとも、こういう雰囲気がただよってきます。ちょっとはにかんでなど、反省の素直な気持ちが伝わってくるものです。素直にいけなかったと反省し、すぐにけろっとして、前向きな姿勢になります。しかられ方もひとつの学ぶべき技術です。
躾をぜひとも大切なものとして考えて下さい。
躾というのは家族のルールがあり、保護者の皆さんがまずそれを守っているというところからスタートします。
そのルールが周知徹底され、ルールが浸透した頃に、ルールが破られてはじめてしかられるのが正しい家庭での躾です。しかられる側から言うと、理由が明確です。ルールだったから、しかられても仕方がない。こういう雰囲気が家庭に漂っていることが大切です。
家族のルールがあるご家庭のしかられ方は美しい流れになっています。
しかった。
しかられた。
はい、もうしません。
よし、わかればよろしい。
となって、何事もなかったかのようにもう一度、居心地のよい家庭の時間が始まります。子供ももうしませんと言ったことを、守ろうとします。素直に反省しているのです。
しかることの基準が明確で、正しい場面で、正しく伝えるのが家庭の躾です。 しかる時は思いっきりしかることができて、素直に反省でき、すぐに和気あいあいとした時間に戻るということが普通になるように心がけてほしいと思います。
しかられ方、躾。
この延長線上に健全な学力が生まれます。