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小4~高3のご家庭へのお話をしています。

習慣化の罠

勉強しなさいと怒ってばかりというのはよくありません。
怒ってばかりいると恐ろしいことが起こります。
勉強しなさいと怒ることの習慣化現象です。
勉強しなさいと怒ることが習慣化されると、子供もまたかぁと思ってしまうことも習慣化されます。そのうち、いくら言っても改善されないので、怒る側も感情にまかせて怒るようになってしまいます。こういうことに子供は敏感です。今日は機嫌が悪いのか・・・こういう感覚で嵐が過ぎ去るのを待とうという意識が働きます。
勉強しなさいと怒ることの習慣化を断ち切るには、感情で怒らないようにすることが一番の策です。どうしたら怒るのか、どうなったら怒られるのかということを親子で明確にしておくことも大事です。
ゲームは30分と決めたら、30分までは絶対に怒らない。30分を超えたら、怒る。このようにどうなったら怒るのか、怒られるのかがはっきりしていれば、怒る意味がありますし、効果も出てきます。

うちの子は言ってもまったく効き目がありませんという話をされることがあります。効き目をなくす原因は実は怒り方が原因という場合がほとんどです。怒る、怒られることの習慣化はとても恐ろしいことです。怒る、怒られるには、首尾一貫した基準が必要です。基準があると、怒るという行為が次第にしかるという行為に変わっていきます。

昨日はしかるという言葉を使いましたが、今日は怒るという言葉を使いました。しかると怒るはまったく違います。親子ともにこの違いに気づいた状態になると、次は諭すということが増えていきます。ぜひ諭すの段階になっていって欲しいと願っています。