夏期が本日よりスタートするにあたり、少々、今、感じていることを今日はお伝えします。
今という時代、環境は子供にとってはあまりいいとは言えないと思うことが増えすぎています。
私は、若かりし頃、学習にデジタルをとことん活用し、授業をよりよい形へ変えることをめざし、職員室をシステム化して先生の仕事を変えるということに数十年の時間を費やしてきた経験をしてきています。
毎日、職員室に行き、しばらく会社に戻らなかったり、ある東京の公立中高一貫校をゼロから作るということに携わったこともあります。
これらの経験とつながりがあるので、教室にも様々な中高の先生方が足を運んで下さいます。先日もある私立高校の先生が来られて、ああだこうだと意見交換をしていたのですが、その間に自習に来た生徒がいて話が聞こえたのでしょう、あとでびっくりしましたと言われましたが、大昔に出会った先生方から教わったことを活かして、今、目の前にいる子供たちが皆、幸せになっていくにはどうしたらよいかということを考えながら、毎日、工夫を続けています。
子供に新しい未来を見せたい、そして未来を変える人財を教室から生み出したいという思いで仕事をしていますが、今の世の中を見渡すとデジタルの進歩によってあまりにも情報が多いのがとても気になります。多いというより間違った道に誘導するようなものも含めて情報が氾濫しています。知るということが本当に簡単になりました。でも実際はわかっていない。こういうことが増えています。増え続けていきます。
情報の氾濫の中では純粋な心を保つことも難しくなってきています。
情報や物がなくても豊かな気持ちになれることを知って欲しいと思います。
目標を持ち、夢を持ち、それに向かっていくことでこのことを感じ取らせたいと思います。本当の豊かさとは何かをわかるかどうかで社会に出たときの行動も違ってきます。受験に立ち向かっている受験生を見ていてこんなことを切に思います。
夏期特訓に参加していただいてる子供たちが中心にはなりますが、いつもとは違う夏にするための試みを今日から開始しています。