時間感覚はとても大切です。
時間感覚というのは、今何時だとか、時刻を言えることではありません。
時間の概念が理解でき、時間の経過が体の感覚でわかることです。例えば、3時55分から5時25分まで何時間何分ですかと聞いた時に、まずアナログ時計がぱっとイメージできるかどうかは大切です。針のあるアナログ時計は時間の経過が視覚的にわかります。
ぜひ、アナログ時計を家に用意して下さい。
次にアナログ時計が家にあったとしても、使っていますか。使わせていますか。
道具は使わなければ意味がありません。
どんな道具も使わなければ、意味はないというのは当たり前ですが、なかなかできていないものです。
時計も置いてあるだけでは、使いません。
使わせてこそ意味があります。
今、何時か時計を見てくれない?
10時まで、あと何分あるか時計を見てくれない?
7時25分になったら教えて。
時間感覚は小学生の間に身につけさせるのが大切です。だから意図的に時計を見て、読み取り、時間に触れさせるのがとても大切な保護者の皆さんのお仕事になります。
あの手この手で時計を読ませ、時間感覚の基礎力を養いましょう。
保護者次第でアナログ時計は置物になったり、生きた道具になったりします。そして学力や生き抜く力につながっていきます。