教室の仕事とは直接は関係ないのですが、仕事で成長しない人の特徴というテーマでの話をある場所でしてきましたので、要点をご紹介します。
教室の目標は高校卒業の時に本人にとって最高の選択肢を手に入れることなのですが、結局は社会人として世に出た時に活躍できる人物になってほしい、していきたいということで教室を運営していますので、「仕事で成長しない人の特徴」は参考になるのではないかと思います。
私の今までの長い社会人生活から導き出した内容です。
■周りと比べてしまう
企業の中でよくあるのは同期の活躍、そして、同級生の友達が面白そうな仕事についていた・・・こういった時にうらやましく思いすぎてしまう人はよくありません。周りと比べていても、何もよいことはありませんし、比較する人とは環境も異なる場にいるということも理解すべきと思います。自分のいる環境で最高の行動をするという気持ちが大事です。
■時間にきびしくない
時間感覚がルーズとも言えると思いますが、いつもぎりぎりの時間の使い方をしています。3分前、5分前、10分前には、いるべき場所に移動するというのは当たり前のことですが、これができない人などが相当します。3分前、5分前、10分前のどれがよいのかは、勤務先の風土によって変化します。
与えられた時間を全てかけて仕事を進めるという傾向もあるので、先を見据えて行動するということもできないことが多いと思います。時間に厳しくないと心の余裕もなくなるものです。与えられた時間をムダにする社会人に、成長はのぞめないのではないかと思います。
■他人の意見に左右される
結局は自分の意見を持とうとしない性格や習慣がしみついているといえますが、自分というものがないので、結局、考えるという力が中途半端のままで、成長が乏しいということになります。これが激しくなると「どうしたらいいですか?」というのが口癖になっていきます。自分なりの哲学をぜひ持ってほしいと思います。
■言われたことしかしない
与えられた仕事を淡々とこなすだけの人と、主体的に取り組む人で差がつくのは当然のことですが、言われたことをやりとげることだけで満足する人が一定数います。仕事に工夫が少ないという特徴があります。すると効率も悪くなります。工夫もしない、効率も悪い、必然的に大きな仕事は与えられませんし、大きな仕事を作るという気持ちもありません。受け身の姿勢は大敵です。
■勉強が嫌い、しない
英語の勉強といった類ではなく、仕事に必要な学びのことをさします。学び続けることができない、学ぼうという気持ちがない社会人は一番やっかいな存在です。日々の中で目標を持っていないので、学ぼうとしないということになっていることも多いと思います。
社会人になってからの学びは、自分の市場価値を高めることにつながります。学ぼうとしない人と話をすると、時間がないから勉強できないとか、時間ができたら休みたい、勉強しないといけないのかという思考にとらわれていることもあります。成績が思わしくない子供に似ています。
さて、こういった社会人の方と話をしていると、小中高校生の時のすごし方、環境にある種の共通点が見いだされています。少なくとも今、教室に在籍している子供たちには生き生きとした社会人生活にしてほしいと思います。
そのためにも保護者の皆さんのためのある試みをしたいと思いました。明日のこの場で紹介し、明日からお手紙の配布を開始します。