例1 保護者が子供にかかわりすぎると自習性が育たない。
例2 保護者が細かく管理しなければ子供は育たない。
皆さんのご家庭はどちらでしょうか。
実はどちらも正解になります。
子供の能力や性格によって違ってきますので、自分の子供についてていねいに観察し、熟慮して保護者の皆さんが実行したことは、結果はどうあれ、正しいのです。私自身がそうだったのですが、保護者というのは何度も何度も失敗します。失敗しなければ、よくないとも言えます。失敗をくり返しながら、子供に一番ぴったりのかかわり方ができるようになり、やがて成績が上昇に向かうものです。こんな子供にたくさん出会ってきました。教室は毎回80分のかかわりでしかありません。この80分のかかわりをきっかけにして、日々の行動をよりよくするということにつなげたいと考えていますが、成績が本当にぐんぐん伸び始めている段階では大抵の場合、ご家庭での子供へのかかわり方がうまく回り出しているということが起きています。保護者の皆さんの気持ちにも余裕が生まれている状態にもなっています。
子供は成長を続けますので、その成長に合わせて支援する内容は変わっていきます。かかわり方は変化していかないといけませんので、いつも失敗の連続ということもおきますが、失敗が実はよい効果を生んでいるケースが多くあります。
観察とコミュニケーションがかかわり方を考える際の最大の武器になります。
ていねいに子供と接していると、びっくりするぐらい今までできなかったのにできたという場面に遭遇する時があります。この時には大いにびっくりしてください。
すごいね。うれしい。
この2つの言葉を自分の話し方でここぞという時に使って下さい。