以前、レッスンアンケートにそえる変な質問に「家で自分の親は話を聞いてくれていますか? 100点満点で何点ですか? どうしてその点数なんですか?」というのを出してみたところ、あまり聞いてもらっていないという意識の子供が半数近くいたということがありました。あまりにも気になった子供については、後日、話を聞いてみました。親子で話を聞いた聞かないの認識の差がものすごくあるというのを実感したのですが、どうやら話をしていても最後まで話を聞いてくれなかった、途中で話を打ち切ったりという状況がかなり発生している様子がわかりました。ちょっとまずいなというご家庭にはお電話を差し上げましたが、1ヶ月後に聞いてみたところ、ちゃんと話を聞いてくれるとうれしそうに話していました。
子供は親が想像するよりもはるかに自分の話を聞いて欲しい、自分の気持ちをわかって欲しいと思っているものです。この気持ちを受け入れることはとても大事です。
子供の話を聞くというのはとても大事です。
幼い頃を思い出して下さい。どんな子供でもいっぱい、いっぱい話そうとしていたはずです。それがだんだんと無口になっていくケースがあります。この原因のひとつがご家庭での保護者の皆さんの子供の話を聞く態度、行動にあるという場合がかなりあります。子供の話を聞くというのは、保護者の皆さんにとっては義務と言ってもよいです。
がんばって、子供の話に耳を傾けて下さい。
できれば、何かをしている時でも、していることを止めて話を聞いて下さい。ポイントはただ聞くのではなく、体を子供の方へ向けて、優しい表情と目で心から聞くことです。共感の気持ちを持って聞きましょう。