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小4~高3のご家庭へのお話をしています。

受け止めると受け入れるの違い

子供の話はていねいに聞くようにしてほしいと思いますが、よく間違えてしまうのが、「受け止める」と「受け入れる」です。どんな時でもまず「受け止める」を心がけてください。
「受け止める」というのは子供の意見や要求に理解を示すことです。
「受け入れる」は子供の意見や要求を聞き入れることです。
この他にも「受け止め」と「受け入れ」とはまったく違う行動という場合もあります。
例えば、子供が、「学校へ行きたくない」と言ったとします。
その時に、即座に「だめ。子どもは学校に行くものなの」と言うのは、子供の気持ちを突っぱねているという「受け止め」とも「受け入れる」とも違う対応になります。
「受け止め」の対応の例としては、まず「どうして行きたくないの?」と聞きます。
子供の話した理由に対して、「なるほど」と「受け止め」ることがとても大事です。受け止める時には子供の気持ちに共感するという姿勢を持って下さい。子供が話してくれた理由は、保護者の皆さんも反復して「○○○という理由で行きたくないんだね」と一旦、繰り返すようにしてください。「受け止める」というのは子供の意見や考えに理解を示すことです。子供の言葉を繰り返すことで子供も気持ちがやわらぎます。
「受け止める」という行動があってこそ、次の一歩が生きたものになりますし、何事も「受け止める」があるから、よい方向へとつながります。子供の考えや考えを受け止めるから、解決策につながります。「受け止める」をぜひお願いします。