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勉強中に関係のない話をする子供

教室でレッスンの様子を観察していると、突如として子供が勉強とはまったく関係のない話をしようとしたり、している場面に出くわします。
雑談をしようとしているのです。
こういう場合、大きく3つに対応がわかれます。
ひとつ目は、その話題の話はさせずに、勉強に向かわせる。
ふたつ目は、レッスンが終わってから話を聞くからと、後で聞くことを約束して、勉強に向かわせる。
みっつ目は、その場ですぐに話を聞く。
こういう場合の対応ルールを教室では決めていません。
観察していると、ほとんどのケースで3っつ目の方法でレッスンが展開されています。これは例外をのぞいて、基本的には正しい対応です。
理由は3つあります。
ひとつ目は昨日の話にあったように「受け止め」が大事だからです。話を打ち切るような対応はその子供の存在も含めて否定することにつながります。これがきっかけで、信頼関係がおかしなことになっていきます。
ふたつ目は、話を打ち切っても、元々持っていた話したいという気持ちが残っているので、学ぶということに集中できなくなる結果につながるからです。
みっつ目は、勉強にまったく関係ないとしてもコミュニケーションの仕方によって最終的に学ぶことにつながる話題にすることができるからです。
大人でも何か話したいという時に、相手から拒否されたら、気持ちにゆらぎが生まれます。やるべきことが目の前にあるときにますます気持ちが集中できなくなります。
一旦、脱線したとしても、気分転換にもなりますので、一種の気持ちを切り替えるための休憩と同じ位置づけにすることもできます。
勉強に関係のない話をすることで、その後の時間を有意義な学びの時間にし、一段上の結果にできるようにするのが教室での雑談の力です。ご家庭でも雑談のあり方を考えてみてください。