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ほめるところがないなぁ

保護者の方とほめるという話題で話をした時、「うちの子はほめることがない」ということを話される場合があります。
ほめることがないと言う場合には、本気でほめるところを見つけようとしていないだけという場合がほとんどなのですが、そのほかにほめることのレベルが高いというケースがあります。余程のことがないかぎりほめたくないという考えの保護者の方もいますが、よいことにはつながりません。
去年の冬のある日、レッスンの最後のアンケートの質問に「家でほめられたことを具体的に教えてください」というものを出したところ、「ない」という趣旨の答えを書いていた生徒が3割ぐらいいてびっくりしたことを覚えています。
中3生には今、毎月、模試を受けるように話をしていますが、東京都の中3生で8月の最後の日曜日に模試を受けに行った場合は、先週から今週に成績表が届いたと思います。毎年、この時期の模試の結果は散々なものであることがほとんどです。志望校の判定結果もよい場合は少数派です。
点数、東京都の中での順位、偏差値、志望校判定などでえっという結果だとしても、ほめるべきところは見つけ出さないといけません。
もし、まったくほめることができず、叱ったのならまだよいのですが、怒っただけという場合は、次の模試の結果が届いた時は、少しでもできたこと、できるようになったことを見つけてほめるようにしてください。
模試は自分の弱点を見つけ出すのが最も大事です。
模試の結果に真摯に向き合うことがなければ、成長はありません。
必ず次はほめてください。小さな自信にもつながります。