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親の言い分を無視する子供

この場で様々な話をしてきていますが、面談の際にやってみたけれどうまくいきませんということを相談されることがあります。
特に、「うちの子は何度私が言っても言うことを聞きません」ということが起きている場合は打つ手を変えなければいけない場合があります。
何度言ってもしないという状態が続いている場合は、何度言われても「はい」「わかった」と言って、やっぱりやらないという練習をご家庭で続けているという状態だと思って下さい。そして、怖いのが、これを習慣化にしてしまっているということです。習慣化されてしまっていると、なかなか違うことはしにくくなります。だから、学習習慣をつけることはとてもよいのですが、いけないことを習慣化することはとてもまずい状況です。
憎しみ合っているという状態の親子関係でない限り、解決する方法はあります。
解決するためには、何か話をした時にどうしたら動くのかということをまず考えることがその一歩です。但し、間違えて欲しくないのは、万能な方法はありませんということです。
今日は一例をお話します。
まず、子供に話をしてこうしてほしいということがあったとします。この時に理由や知識も一緒に伝えるということが大切です。例えば、外で知り合いの人に一緒に出会った時、子供が挨拶を言われないとしなかった。こういう時、挨拶はなぜするのか、なぜすべきなのかが知らないということがあります。特に小学生に多いですね。相手と目を合わせて笑顔で「こんにちは」と言うのはなぜなのかが、わかっていないだけだったりします。恥ずかしくても、しないといけないことであり、これが当たり前にしていかないかぎり、大人になったときにしあわせな生活にはたどり着けなくなっていくと思います。
理由や必要性、できるようになったらどんなよいことがあるのかを本人に心からわかるようにしていくということが必要ですし、大人な大事な仕事です。
こうしなさいというだけでなく、理由や知識もぜひ伝えるようにしてください。こういう方法は根気が必要ですが、一番近道です。