familab(ファミラボ)

小4~高3のご家庭へのお話をしています。

自分が何でもできるという感覚

昨日は自信について取り上げたつもりが途中から変な親のリストの羅列になってしまいましたが、「自信」は持って欲しいと願っています。今日は「怖い自信」というものをお伝えします。
心理学用語で全能感というものがあります。
「自分は何でもできる」という感覚を意味する言葉です。実は、子供の発達段階においてはしばしば見られる現象です。元々、生まれたばかりの赤ちゃんから2歳ぐらいはこの全能感のかたまりが人間です。普通はこの感覚が壊されて、そこから本当の健全な成長につながるのですが、中には、自身の能力を過大評価した感覚をずっと持ったままになり、勘違いしたまま大人になってしまうという怖い状況が発生する場合があります。
全能感を持ったまま大人になる原因としては大きく3つあります。
・甘やかされすぎて育ってきている
・親からひたすら褒められすぎてて育ってきている
・本気を出すことがないまま育ってきている
こういう状態のまま社会人になることが一番避けなければいけないのですが、こうなってしまった大人の傾向も紹介します。
・他人のことを見下した発言をしがち
・協調性がなく、チームで仕事ができない
・失敗をしても焦らず、マイペースすぎる
・思ったことをすぐに口に出す
・何回かやってもうまく行かないことは投げ出す
・人から指摘されると機嫌を悪くする
・自分にとって都合よく解釈する
・人に厳しいが、自分には甘すぎる
・思い通りにいかないとすぐにやる気をなくす
・上から目線の態度をしがち
こういう大人には本当になってほしくないのですが、脱出するには本気で努力をする、させるということがひとつの方法です。教室では生徒向けのセミナーでは、目標ではなく、とてつもない目標を持てという話を必ずします。
とてつもない目標に挑戦し、努力に努力を重ねて、それを獲得してほしいのですが、たとえなかなかうまくいかないことが続いたとしても「努力してもうまくいかない現実」というものが存在するということを頭と体でわかることが大事なのです。すべてが完璧な人はいませんし、できる必要はありませんが、いつもゆったりとした気持ちと挑戦し続ける気持ちを持ち、現実を直視し、試行錯誤の中から光を見つけるという経験をたくさんしてほしいと思います。これがひとつの幸せな生き方につながります。