保護者の皆さんは何か継続的にしていることがあるでしょうか。
三日坊主にならずに、コツコツ続けているものがある場合は、習慣化ということが実現できているということです。
でも、三日坊主になってしまうことがなんと多いことでしょう。
三日坊主になることが多い人には特徴があります。
がんばりすぎることです。
がんばりすぎると、つらい、大変という小さな気持ちが生まれます。
性格にもよりますが、がんぱりすぎる人は三日坊主になりやすいものです。
三日坊主にならずに、続けて、それを習慣化する人は力をぬいてやっている場合が多いものです。最初の3日間に無理するのではなく、ゆったりとした気持ちをこころがけています。
何かを続けておこなう場合、習慣にするのが一番ですが、がんばらなくてもよい状態とか、努力を必要としない状態にするのがコツです。
子供たちの勉強も一緒です。
勉強は楽しいと思えるようになってほしいと思いますし、楽しければ続きますが、勉強はいつも楽しいわけではありません。楽しくないからしないというのは困ります。だからこそ、生活の中の一部分として自学自習が位置づけられるようにしたいと思います。勉強は毎日するのが当たり前という感覚を持たせようと教室では働きかけていますが、ご家庭でも「毎日勉強するのは当たり前」ということをやさしい言葉で笑顔でおだやかな声で話してください。「毎日勉強するのは当たり前です」と「教える」のではありません。ささやくぐらいがいいです。子供に対してではなく、自分に言い聞かせるぐらいがよいものです。
勉強が続いている様子があったら、「毎日、勉強していて、すごいね」とぜひ伝えて下さい。ひと言の声がけが、認められたかが、明日もやってみようにつながります。
勉強が当たり前になったら毎日、認める行為があるかないかで当たり前度合いが違ってきます。当たり前のことが増えていくと子供は変わっていきます。当たり前にすることをぜひ増やしてあげてください。