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小4~高3のご家庭へのお話をしています。

欠点は欠点とはちょっと違う

ずうずうしい人だなあと思う人に出会ったことがあると思います。
私にもすぐに思い浮かぶ人がいます。
ずうずうしいのですが、でもよく観察していると、押しが強いという見方ができたりします。私にとってはずうずうしい人なのですが、押しが強いという見方でみようとすると、いい人に見えてきたりします。
大雑把な人もいます。子供にもいます。
大雑把と言えますが、味方の視線で見ていくと、大雑把はおおらかと見えたりしませんか。
欠点は長所の裏返しです。
我が子であれば、欠点が気になると思います。ついつい怒ってしまうということも家族だから起きやすいと思います。でも、我が子です。だからこそ子供の側、子供の気持ち、子供の事情で欠点だと感じるところを冷静にみて欲しいと願っています。
欠点だと思うところを言葉で認識したら、それを一旦、違う言葉で表現できないか考えてみて下さい。
例を列挙してみます。

ずうずうしい ⇔ 押しが強い
おおざっぱ ⇔ おおらか
しつこい ⇔ ねばり強い
自分勝手 ⇔ マイペース
せっかち ⇔ 決断が早い
でしゃばる    ⇔ 積極的
頑固 ⇔ 芯が強い

どんなに欠点だと思えることでも、ちょっとした見方を変えて、そこをうまく誘導したり、意識付けすると実はいつの間にか長所に変身したということはよくあることです。
子供は子供です。
未熟なのが子供ですし、大きく変身していく可能性を秘めているのが子供です。
欠点を欠点だと思うのではなく、視点や見方を変えてあげましょう。
それが大人の役割です。