familab(ファミラボ)18時更新 日月お休み

小4~高3のご家庭へのお話をしています。

一番いけない時間の使い方

私立中、私立高校のオープン受験を除くと今の受験は内申が極めて重要になっています。
毎年、今の時期になると、学校の試験、模試の結果によってとんでもないことを始める受験生やそれをさせようとする保護者の方が登場します。
それは睡眠時間を短くしようとすることです。
人はその人によって、脳や体の仕組みによって最適な睡眠時間があります。成績が思わしくないことをきっかけにして、なぜか睡眠時間を削って勉強をしようと動き出す受験生、もしくは親子がいます。
睡眠は人間にとってとても大事な時間です。勉強をするといろいろな形で脳の中に情報を蓄えるということになり、睡眠は脳の中に入れた情報を整理整頓するという役割の時間になっています。
無理やり睡眠時間を削ろうとするのは、学ぶため、学習効果をあげていくのに大切な時間を捨てることにつながります。
起きている時間帯はよく観察していると、だんだんと覚えた情報が脳から逃げていきますが、寝ている間の時間は覚えた情報が脳から逃げていく量は少ないということがわかっています。夜に暗記をし、朝はまず暗記の復習をするのは効果があります。寝る前に暗記したことを朝にふり返るというのは、実は翌朝は昼間の時間よりも人は覚えている量が多く残っているという仕組みなので、合理的です。朝学習がちまたでは推奨されているのは、理由がきちんとあるということです。何事も理由があるのかを確かめる姿勢は大切です。
くれぐれも睡眠時間を削ることに力をそそがないで下さい。
適切な睡眠時間、健全な生活リズムを心がけるように子供を見守っていただきたいと思います。