保護者の皆さんへの質問です。
「この1ヶ月で子供がげらげらと笑っている姿を見ましたか?」
げらげらとまではいかなくても、本当に心から笑っている笑顔を見ることができているかはとても大事なことです。表情には出ていなくても心の中は満面の笑顔でもかまいません。
笑顔、心の底から笑うという行動は子供の成長にはかかせないことです。不思議なことですが、心の底から笑うということが普通にできる子供は学力も高いものです。もちろん例外はありますが、面白いことは面白いと感じ、楽しいことは楽しいと感じることができる能力がなければ、学ぶことの楽しさに気づくことはありません。
学年によって、子供の大人度合いによって笑いのレベルにはものすごく差がありますが、心の底から笑うことができる子供は、面白い子供になっていきます。面白い子供はリーダーシップを発揮できる可能性が高まります。そして、心の底から笑うことができる子供が面白い子供にもなっていくと、成績、受験でも大きな力を発揮するようになります。
本当ですかという声が保護者の皆さんから聞こえてきそうですが、調査をしてこういうことを実証したことがあるわけではありません。ただ二十代後半から何十年も学校を相手にしていた経験から、ものすごい人数の小中高校生、大学生と接する機会を持てていますので、定性的な事実を元にしているので、断言できます。
どんなにつらく苦しいときでも、笑顔はエネルギーの補充になり、前を向く力にもつながるからだと思いますが、笑顔は人生、生き方を大きく左右する力にもなります。
子供にはたくさん笑ってほしいと思います。笑顔が未来を変えていくと言ってもよいと思います。
だからこそ、保護者の皆さんも子供の前では笑って下さい。保護者の皆さんの笑顔も子供にとっては大事な大事なエネルギーになります。