子供に「こうしたら」ということを伝える時、語尾に注意をはらうとよいです。
「明日の学校の準備はできたの?」
こういうことを子供に話す時、語尾はどうなっているでしょうか。
娘が小学生の頃、語尾を短く切って、低い声で話しかけることが私の癖だったのですが、娘は私が怒っているように聞こえていたそうです。
文章で伝えるのは難しいですが、
「明日の学校の準備はできたの~?」
という感じで、語尾は声のトーンを上に上げながら、明るく伸ばすというのがよいです。ポイントは子供にやさしく聞こえるかどうかです。
ちょっとしたことですが、言葉はどう子供に聞こえるかはとても大事です。子供の性格にもよりますが、ご家庭では通常期は明るい保護者をぜひ演じて欲しいと思います。そして、ここぞという時に叱るということを言葉の伝わり方でも演出して下さい。
いつもは優しく、味方だというのが保護者の皆さんの正しい姿です。語尾は優しい雰囲気、前向きな空気を創り出す大事な演出です。子供との絆を深めることにも些細なことですが、効果があります。そして、この土台になるのが保護者の皆さんのおだやかな心です。仕事、やらないといけないこと、午前、午後、いろいろな場面で嫌な気持ちになることがあると思います。気持ちを切り替えて、前向きな気持ち、おだやかな気持ちにすることがご家庭、子供にとっても大切です。親の仕事は大変ですが、がんばりましょう。