テストは点数で評価するのはよくありません。
自分が思い描いていた点数よりも低かった場合、子供にどんな声がけをしているでしょうか。
こんな点数でどうするの?
遊んでばかりだからこうなったんでしょう。
勉強していなかったよね。
・・・
しまいには、
塾に払うお金が無駄になる。
と、言われているのではと思ったりします。
自分の思いつくままにこれでもかと威圧的に話していないでしょうか。でも冷静に考えると、子供の側に立って考えると、これは逆効果です。心が動かないからです。
点数が思わしくない時、一番大切なのは、本人のくやしいという気持ちがあるかどうかです。くやしさがなければ、同じことのくり返しになります。高圧的に叱るということは大事なくやしさの気持ちをなくしていくことにつながります。
くやしいね。
くやしい。
あの手この手でくやしさを本人に感じさせて下さい。くやしい、くやしいと保護者の皆さんが口に出して言うことで、くやしさを本人にも感じさせて下さい。
本人が少しでもくさしさを表現したら、そこを後押しするのが大切です。
くやしいと思えるのはすごいことだよ。
くやしいと思える子は次はがんばれるものだよ。
テストだけじゃないからね。何かでうまくいかない時にくやしいと思えるかどうかが運命の分かれ道だからね。くやしいと思うことができることが次の一歩につながるんだ。
保護者の皆さんは、できなくてよいという気持ちを持って下さい。
人は失敗から学ぶのです。失敗を失敗のままにするから、成長しなくなります。
失敗した時に必要なのは、くやしいという気持ちです。だからこそ、少しでもくやしいという気持ちを示したら、くやしいという気持ちを引き出せたら、その事実を認め、ほめてほしいと思います。
変な点数を取った時に言い訳をしたり、なんとも思わないというのが一番最悪のことです。
何としてもくやしがらせてください。