今週、教室で配布しているプリントは、自分の性格や気質を考えさせるというテーマで作成しています。先週のプリントは価値観でしたが、今週は性格と気質です。
性格は時間や経験、意志によって変わっていく場合があります。しかし、全く違う人格になることはできません。なぜなら、性格の土台には、もともと持って生まれた気質があって、それを変えることが難しいからです。
自分の気質を把握しておくことは、気質を意識することによってよりよい考え方、行動につなげることがしやすくなります。
プリントでは表面で2種類の質問に選択肢で答えて頂くという形で2つの選択した結果の組合せによって、裏面で9つのタイプに分かれたあなたの気質はこうだということを示しています。
9つのタイプはそれぞれイメージする人物もしくはキャラクターを使った言葉で表現しています。
・妥協しないイチロータイプ
・負けるのは許せないジャイアンタイプ
・おだやかなお寺の住職タイプ
・明るく衝動的なサザエさんタイプ
・誠実でまじめなマスオさんタイプ
・他人と距離を置く学者さんタイプ
・夢を求めるフーテンの寅さんタイプ
・負けるもんかと戦い続けるアパッチタイプ
・感謝されないと嫌なドラえもんタイプ
といった形で表現しています。
この中に「夢を求めるフーテンの寅さんタイプ」というのがあります。教室で例えばフーテンの寅さんのタイプになった時、「フーテンの寅さんって何ですか?」という質問には教室では答えられないと話をしています。ほかにもこれは何?というのがいろいろ出てきています。私からは「家で聞いてみて。さあ勉強に移ります」という話をしています。フーテンの寅さん以外にも、何だろうと思ってご家庭で聞いてくると思います。
ぜひご家庭でのコミュニケーションにつなげて欲しいという気持ちもあるからです。これは何だ?というのも、保護者の皆さんが読んでみてもあるはずです。この時、わからないとしても、「わからない」と答えるのではなく、一緒に調べて下さい。こういう家族の行動が家庭の教育力が伸びるきっかけにつながります。「一緒に」調べるのが大事です。