東京の中3生は全員の期末試験が終わりました。
私が今の教室を担当して、4年目に入っていますが、毎年、期末試験が終わってから中学校の三者面談までの間に突如志望校を変更するということを決めるご家庭があります。
だいたい理由はいつも決まっていますので、事前に紹介します。
○仮内申がよかった、または悪かった
期末試験が終わってから元気がなくなる中3生が毎年発生します。期末試験の点数が思ったほど取れなかったという場合が多いのですが、提出物を遅れて出してしまったというケースが一番困ります。教室でも提出物については毎回注意を促していますが、それでも確信犯で出さなかった中学生がいます。約束を守らないというそもそもの生活習慣の問題が根本にあるのですが、この場合は最悪のケースも考えて仮内申が出るのを待つしかありません。
仮内申が思っていたよりも劇的に上がった場合は都立を1ランクあげたり、併願優遇の選択の幅が広がるため、再検討が発生することもあります。
仮内申が悪くなった場合は、当日点で何点取らないといけないかをはじき出してから、相談が必要になります。併願優遇も目標校が取れなくなったということが出てくるため、見直しが必要になります。私立によっては1学期の成績でOKを出してくれるところもあるので、この場合は運がよかったということになります。
○学校説明会、見学で気持ちが変わった
11月下旬までに見に行った高校で、悩みながらも受験を白紙にする場合が結構あります。様々な理由がありますが、第一印象は大事にして考えたほうがよいものです。併願優遇の私立の場合は、元々、万が一の時のためと考えて見に行っているわけですが、本当に万が一の場合は自分の大切な母校になります。どんなに世間からすばらしいと言われている高校でも、変なところは必ずといっていいほどあります。必ずです。だから、いいなと思うところを重視して見てくるのが大事になります。
一番困るのがどこにしていいのかわからないのでというパターンです。
本当に決まりそうもない場合は介入しますが、これは一番避けたいと考えています。こういう場合、必ずといってよいほど発生するのが、受験するかもしれない高校を見に行かないまま、決めてしまうご家庭です。論外ですが、毎年こういうご家庭があります。すぐに動いてほしいと思います。