ワールドカップがスタートしました。
ワールドカップでは登録選手に1から順番に背番号をつけないといけないため、必ず12番の選手がいますが、サッカーのJリーグでは背番号12の選手はほとんどいません。今年のJリーグでは浦和レッズとサガン鳥栖に背番号12の選手がいますが、これは例外でJ1では他には見当たりません。
これは日本のサッカー文化の伝統なのですが、フィールドでプレーをする選手が11人で、応援しているサポーターが12番目の選手だという考え方が浸透しているからです。海外ではこういう考え方はありません。
サポーターは12番目の選手というのは、実力以上の力が出るときというのは、サポーターの応援の力に背中を押してもらうことができているからだという考え方があります。
保護者の皆さんにも子供の最高のサポーターという意識で行動していただきたいと思っています。
子供が学習だけでなく、様々な分野で力をつけていくには保護者の皆さんの応援が必要です。子供のサポートをしていくと、何度も何度も失敗する場面に出会います。サポーターとしての役割は失敗しても何度も立ち上がるという強い心を育てることにあります。
失敗した時、子供がもうだめだと思うか、まだまだこれからだと思えるかはサポーターとしての保護者の皆さんの応援次第という面があります。子供を信じる気持ちと前向きな気持ちで接するかどうかで、その後の子供の行動はまるで違ってくるものです。こういう保護者の元で育っている子供は自分を前に向けていく土台が出来やすいと実感しています。保護者の皆さんの心の持ち方、強さは伝染するものだなとも思います。ぜひ自分な子供を心の目で見つめ、どうサポートすべきかということを考える時間を1週間に1回は持って欲しいと思います。