昨日は東大生のノートについての話でしたが、今日はコーチのノートについての話をします。教室ではコーチ一人ひとりにノートを持たせています。その日に気づいたこと、提案、意見、相談など書かれる内容はいろいろですが、教室での指導や現状把握に役立つ貴重なノートです。
毎回書くのはつらいことですし、書くことの意味が自分で消化されていない場合は、当たり障りのないことしか書けなくなっていく傾向があるのは事実ですが、私にとっては貴重な情報のひとつには変わりありません。
ひとり言や仕事にまったく関係もないことを書いてくるコーチもいますが、文字にするということで本人にとっても得るものがあると思います。
コーチには毎回のレッスン内容の報告は義務づけられていて、デジタル機器に入力する形で蓄積されています。会社のルールとして義務づけられているデジタルの形での報告では書くことができない緊急性の高いことが、時々、ノートに書かれていることがあります。私が他の用事で話が出来ない時以外は、口頭で緊急度の高いことは話が伝わってきますが、そうでない場合はノートが大事な連絡手段にもなっています。
義務にはしていませんが、客観的にその日を振り返ってほしいという思いもあって実施している仕組みですが、こういう仕組みがあることで、コーチの就活にも役立つと考えて実施しています。
コーチのノートには全て目を通して、コメントを書かねばならないので、かなり大変なのですが、教室をよりよくするための仕組みとして紹介させていただきました。
記録するというのはとても大きな効果があります。