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今週は通知表の週です

今週は3学期制の学校に通っている場合、通知表を手にする週です。
通知表を渡された時、表情には注意してください。
子供は敏感です。
特に、「がっかりしている」「怒っている」「うれしそう」といった親の気持ちが子供には自然にわかるものです。通知表を渡すからこそ、親の反応を子供はとても気にしますし、一生懸命に観察しようとします。
もし、通知表を渡すなり、別のことをする、その場を去ろうとするという行動を子供がした場合は何らかの勉強に対する取り組み姿勢に問題があると思って下さい。

注意していただきたいのは、成績が下がっていたとしても、決して責めないことです。そして、過剰反応しないことです。通知表を渡されたら、表面的な成績を見るのではなく、今年、どんな行動を取っていたかを考えてください。
特に家での勉強をする行動が変わりはじめている場合は、もう少し様子を見るという姿勢が保護者の皆さんには必要です。
今年の受験生は試行錯誤の連続をしているケースが例年以上に多い傾向があります。今のままやっていてはだめだと思ってやり方を変えたばかりの受験生もいます。アドバイスはしていますが、変えると決心したのは本人です。成果が出ないからと元に戻してしまっては意味がありません。
成績は右肩上がりに伸び続けるということはまずありません。
ジグザクの形で進んだり、低迷が続いたりするのも普通のことです。本人がとことんやっていてもこうなることのほうが多いです。
結果を見て、感じ、考え、反省をし、前へ進み続けるために、保護者の皆さんの力を貸して下さい。
通知表を渡されたら、ねぎらうと同時に、真剣な表情、笑顔、がんばろうという表情を作って、次に家族の気持ちとして前に進むという空気作りをお願いします。受験生は受験合格、非受験生は学年末の集大成に向けて前を向かせるのも保護者の大切なあたたかさです。