毎年、1月から3月にかけて発生する同じ相談があります。
・入試前の期間は感染防止で塾を休みたい。
・感染防止で学校も休みたい。
中学校では昨年の入試の時期に休みたい人は休んでよいという対応をとった中学校がありました。希望者のみの対応でしたが、あとで中学校の先生との意見交換の場で話をして教えて頂いた限りでは、実際に利用した中学生は休む目的が二極化していたということがわかりました。
・感染予防のため欠席
・実は休みたいからの欠席(中学校の先生の想像も含まれます)
心配の度合い、心配に対する敏感さは個人差がものすごくありますので、本気の感染予防であれば問題はないのですが、実は休みたいからという理由の欠席の中学生は受験の結果もそれなりになっていたようです。
感染がこわいと言いながら、実は休みたいという受験生は間違いなく、受験勉強は適当になります。いい加減になり、就寝時間、起床時間も乱れます。毎日が優雅な日曜日に段々となっていきます。
感染防止と言いながら、実際はずる休みに等しいのです。
時間の使い方に関する意識にもつながりますが、教室でも遅刻常習犯になっている受験生は毎年、合格から遠のいていきます。間に合わないケースも出てくると心配しています。
1月から3月にかけてはいつもと違う生活にしないといけません。
本気の受験生の生活です。
運良く第一志望校に合格できたとしても、中学受験、高校受験、大学受験の全てについて言えることですが、本気の受験生でないまま受験終了になった場合、第一志望に合格したしないに関わらず、人生の中で貴重な経験ができるチャンスを逃したことになります。
こんなにもったいないことはありません。
悩み、考え、時には傷つきという日々はとてつもなく貴重な経験です。合格、不合格の結果よりもその途中の葛藤と努力は長い人生の中での大切さははかりしれません。本物の受験生に何としてもしていきます。