都立高校は今晩、2月9日(木)に倍率が判明します。
埼玉県立高校は2月13日(月)に倍率が判明します。
どちらも倍率が出てから、1回だけ志願変更をすることができます。
都立高校の志願変更は2月13日(月)に取り下げ、2月14日(火)に再提出をします。14日は午前中のみです。
埼玉県立高校の志願変更は2月15日(水)と16日(木)に実施されます。
今年の中3生で埼玉県の生徒に関しては、倍率がどうであろうと本人、ご家族の決心は変わらないという強い意志で立ち向かっています。
一方で、東京都の生徒に関しては志望校変更があるのではないかと心配しています。
志望校変更は通常、学力レベルが近い高校で、より倍率の低い高校に変更しようという気持ちが生まれた場合に実行にうつされることが多いと言えます。
しかし、同じことを考えている受験生は多いこともありますので、変更後の高校のほうが倍率が高くなってしまうことがあります。
本来は倍率が高い、低いということは関係なく、判断するべきなのですが、私立高校の併願優遇は利用せず、都立高校1本で勝負をする場合は真剣に、冷静な目で志望校変更も検討する必要が出てくる場合があります。
倍率を見て、何としても合格するために高倍率の高校から低倍率の高校へ志願先を変えることを検討するのは行動として間違いではありません。
但し、倍率を見てから考え出すと、最後は勢いで決めることになりかねません。オススメする方法としては、第一志望の高校の倍率が○.○○倍以上だったら変更を真剣に検討するとあらかじめ決めておくことです。
決める時に守って欲しいことがあります。
最後は自分で決めること。
高校受験は通過点だと何度も教室でも話をしていますが、志願変更するということはたいていの場合、難易度が低い高校になる場合になりますので、志願変更を決めるということだけでなく、それが自分の未来にとってよい形にできるということを強く思えなければいけません。だからこそ、他人のアドバイスで決めるのではなく、最後は受験生本人が決め、保護者にお願いをするということが大事になります。中学で志願変更願の用紙ももらわなければ、志願変更はできませんので、担任の先生から何か言われるかと思います。何を言われても志願変更をするのですから、強い気持ちを持ってほしいと思います。
なお、高倍率の高校から仮に低倍率の高校へ志願変更したとしても、結果的に変更した先も倍率が高くなることはあります。よく起きることです。そうなっても、前を向いて入試に臨めるかどうかが大事ですので、覚悟を持って決めて下さい。
志願変更は悪いことのように言われることがありますが、理由と意志が明確で、覚悟があれば恥ずかしいことはありません。堂々と自分の権利を使ってください。