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2023年共通テストの結果

2月6日に大学入試センターは2023年度大学入学共通テストの本試験の結果を発表しています。

発表資料は下記の場所で読むことができます。

https://www.dnc.ac.jp/news/albums/abm.php?d=243&f=abm00003433.pdf&n=%E5%A0%B1%E9%81%93%E7%99%BA%E8%A1%A8_%E5%AE%9F%E6%96%BD%E7%B5%90%E6%9E%9C%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81R5.pdf

 

センター試験を含め過去最低の平均点だったのが、世界史A、政治・経済、物理基礎、生物でした。英語リーディングは百点満点になってから過去最低になっています。
昨年平均点が過去最低だった数学の平均点が大きくアップしたため、合計点では上昇しています。
今回が3回目の共通テストでしたが、教科別の難易度の位置が安定していない状況ですが、複数の長文や多様な資料を提示しながら、思考力、分析力、判断力が必要とされる傾向は一貫しています。
数学の平均点が上昇したのは、計算する量が少なくなったことが影響していると言えます。
共通一次センター試験でもスタート3年目を標準としてその後の試験が練られたという傾向がありましたが、今の高1生から新課程になっていますので、2年後にもう一度大きな変化が起きると思って下さい。
なお、上位層と下位層の差がかなり開いている傾向があります。さらに、中位層が下位層に近い位置にぶれていますので、平均点はあまり意味がならなくなってきています。平均点の変化は高校の指導力の差にもひとつの原因があると考えて、志望大学に必要な得点に着目して行動することが大切です。
共通テストは今年の難易度が最低限で、量はもう一度増える傾向になるとみて対策をするのが大事になります。
スピードと正確さが勝敗を決める鍵であることに今後も変わりはありません。