3月に保護者セミナーを実施します。この際に全員の方にアンケートを書いて頂きますが、質問項目の中に教室での「マスク」に関することを入れますので、今から考えてえて下さると、うれしいです。
火曜日は都立高校入試、水曜日は埼玉県立高校の入試ですが、今回の入試では文部科学省よりマスクは着用するようにという事務連絡を各都道府県の教育委員会へ出しています。このため、試験会場ではマスクは着用した形で試験がおこなわれています。
一方で、3月13日からマスク着用は個人判断に委ねることを基本とするということが、厚生労働省から発表されています。
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https://www.mhlw.go.jp/content/001056974.pdf
文部科学省からは今春の卒業式で「マスクを着用せず出席することを基本とする」との方針が示されています。
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https://www.mext.go.jp/content/20230210-mxt_kouhou01-000004520_1.pdf
個人判断というのは子供たちにとっては、とても嫌な事でしかありません。
どんな風に思っているのでしょう。
・(体調管理を意識している子供は)マスクをしていない人を見るだけで不安になる。
・3年間でマスクが習慣になり、外すことはためらってしまう。
・マスクなしの顔を見られたくない。
・暑苦しいので、早く外したい。
・友達の様子をみて、それに合わせる。
皆さんの子供はどんな風に思っているのでしょう。突然、マスクを外してと言われると不安になる子供が出てくるのは当たり前です。
3年間のマスク生活で私が気になっていることを書き出してみます。
・長時間のマスク着用は眠気が増す傾向がある。
・マスクは酸素の量が低下するので、疲労感や体調に影響が出ている。
・マスク内部は湿気と温度上昇がしやすく、細菌が蓄積しやすくなる。
・顔の大部分を隠すことで、コミュニケーションに影響が出ている。
一番気になるのは、街の中でマスクをした人にしか会わない生活をしてきた子供たちにどのような影響が出てくるのかということです。周りの人がみんなマスクをしている中で過ごす期間が長いと、どんな心の育ち方になるのかは長い年月をかけて注視していかないといけません。
3月13日からマスク着用は個人判断に委ねられますが、子供たち、保護者の皆さん、コーチ・スタッフ全員の意見と気持ちを集め、私も悩み抜いた上でていねいに準備をしたいと思います。
勤務先からも何らかの方針が示されると思いますが、教室現場の責任者として、皆さんの気持ちに寄り添った形で教室独自の方針を作りたいと考えています。