整理整頓の力は学力の土台です。
毎週、プリントを配って様々な話をレッスンの冒頭にしていますが、ていねいにしまう派、くしゃくしゃにしてしまう派に大きく別れます。
教室のトイレから出てくるとき、きちんとドアを閉めずに、出るなり後ろ向きにドアをぽんと押してドアが閉まるか確認もせずにレッスン、自習スペースに去っていくということをする生徒が何人かいます。そういった生徒がトイレに行った時は、いつもちゃんと扉が閉まるかどうかを私が確認するようにしています。こういう行動は、ある種の生活習慣の乱れの動作につながりますが、もしかすると、パジャマを脱ぎっぱなしにしていたり、靴を脱ぎっぱなしにしていたり、何かものを出しても出しっぱなしの生活をしているのではないか、などと心配になります。日常の生活態度も学力に比例していると子供たちとの長いふれあいの中でとても感じていることのひとつです。
「~ぱなし」の子供は学校でも後片付けができなかったり、文字の書き方も乱雑、ノートの取り方もぐちゃぐちゃに始まって、物事の考えの進め方が粗雑で、集中して考えることがうまくできないという傾向があるということが、この間、小学校の先生と話をしていて再確認したことです。
整理整頓、「~ぱなし」をなくす生活をすることはとてつもなく、将来の大きな力の土台につながります。