familab(ファミラボ)

小4~高3のご家庭へのお話をしています。

今春の入試問題から

今週のレッスン冒頭での私からの話では、今春の入試問題をふたつ紹介しています。

ひとつだけ問題を紹介します。

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通常、「反対」の対義語は「賛成」であるにもかかわらず、沖縄での辺野古新基地建設について議論する際には、選挙などで、「反対」派と「容認」派と表現されることがあります。 なぜ「賛成」派ではなく「容認」 派と表現するのか、その理由を自分なりに考えて20字以上40字以内で説明しなさい。ただし、句読点も字数に含めます。
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なぜこんな問題を出すのでしょう。
明確な学校側の意図として、「日々の生活の中で考えたり、疑問を持ちながら行動している子供たちに入学してきてほしい」ということがあるからです。
たくさんの情報であふれているのが、今の世の中です。情報を受け取るだけでなく、「どうして?」、「なぜ?」といった日常生活のすごし方をしていてほしいのです。そういう子供に入ってきて欲しいという気持ちが入試問題にあらわれています。

受験生が知識を持っていることは大前提になっています。暗記の問題はやっているか、やっていないかです。さらに、知識を理解しているか、説明できるか、そして日々考え、疑問を持って生活をしているかを記述問題で試そうとしています。

この問題は、実は中学受験の社会科の問題です。
神奈川県の聖光学院中学校高等学校の中学入試問題です。
東大合格者数ベスト10に毎年ランクインしている中高一貫の男子校です。
この学校の出身者の中には、オフコーススの小田和正さん、鈴木康博さん、地主道夫さん、須藤尊史さんがいます。ドラゴン桜2の舞台龍山高校の校舎のモデルはこの学校です。
校則らしきものはひとつだけ。
「Be Gentlemen」
つまり「紳士たれ」ということです。

中学入試から高校入試へ目を向けると、高校入試までは限られた地域の人を対象とした地方大会です。
大学入試は全国大会です。プロの道へ進む人も同様です。
そして、大学入試では中学受験を経験して、学び方、必死に努力するという経験を積んだ人との勝負になります。

4月からの学年では受験をしない学年の人も必死に努力をしないといけません。その秘訣は自分はどうしたら楽しむという気持ちを持ちながら、学べるのかを探究することです。