2週間と少しで1学期が始まります。中学生は全員、主要教科はオール4以上を目標にして行動をするように進めていきます。高校生は全員4.3を目標にします。小学生は3段階でほぼ全てがよくできるを目標にします。
こういう話をすると、うちの子は不可能だと思う保護者の方が出てきます。
例えば中学校で2が圧倒的に多い子供はできるわけないとまず思います。
しかし、過去に2のほうが多かったのに、受験の時には2はなくなり、4のほうが多くなったという生徒が3人います。
この子供たちの共通点は間違えた時の気持ちの変化です。
それまでは間違えたら恥ずかしいという気持ちがあったそうです。
間違えたら、恥ずかしい。
これはそうかもしれません。
しかし、ある時から間違えた時の気持ちが変わったそうです。
「間違えたら、チャンスだ」
人間は失敗はなかなか忘れません。
間違えたという時も、間違えたという事実に素直に向き合うことができていたら忘れないものです。間違えた時こそ、学びやすいですし、記憶に残ります。
さらに、間違えた時に、なぜ間違えたのかを考え、確認し、解き直しをし、間違えたところの周辺領域も学び、スピードも意識して、すらすら解けるようにすることができるようになったら、立派なチャンスに変化したことになります。
勉強は×を○にすることです。
これさえ繰り返していれば、誰でも勉強ができる人になります。
とてつもない目標をかかげ、間違い、失敗の度に、地道に取り組めば、未来は変わります。
たったこれだけのことなのですが、ほとんどの子供は、このチャンスを活かそうとしません。
毎日、チャンスに出会っているのですが、どんどんピンチになっていきます。
チャンスをものにする機会を奪ってしまっているのは、実は、テストの点数だけを取り上げて話をしようとする保護者の皆さんだったりします。
繰り返しますが、「間違えたら、チャンスだ」です。