保護者の皆さんは今日「なぜ」、「どうして」と考えた場面が何かあったでしょうか?
「なぜ」、「どうして」という疑問を持つことは、人間にとってとても大切です。疑問がない生活はキケンです。大昔・・・大昔がいつ頃かは少々難しいことですが、大昔の試験は知識を問う問題ばかりでした。学校で学んだことなど社会に出てから役に立たないということを言う方も大勢います。知識のみだけだったら、その通りの場合もありますが、「なぜ」、「どうして」ということを学ぶという場面で持ちながらということが、今の教育の世界では当たり前です。「なぜ」、「どうして」という視点を持ちながら、学ぶかどうかで将来、社会に出て行った時の活躍度合いにとてつもなく大きな影響を与えます。
知識も単純に暗記していたら、役にたちません。理解しながら知識として身につけるから意味があります。テストで点がとれたとしても、単純な暗記はやがて忘れてしまい、意味もなくなります。
「なぜ」、「どうして」という視点をご家庭でも家族全員で持つようにし、受け身の姿勢をなくすようにして欲しいと願っています。
教室で学ぶから成績が伸びるのではありません。
教室で学ぶから賢くなるのではありません。
子供の毎日、日常生活、24時間、ひと月、半年、1年が「なぜ」、「どうして」であふれているという生活に変わるから、子供は成長します。
時間を過ごすという生活が家庭の中でおこなわれないように、ぜひ保護者の方が「なぜ」、「どうして」を子供に問いかけて下さい。そのうち子供が自ら「なぜ」、「どうして」という気持ちを大事にするようになります。