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学校と家庭、社会のバランス

教育の場としては大きく分けると学校教育、家庭教育、社会教育があります。
学校教育はわかりやすいですね。
家庭教育は家庭という場で行われる教育です。最近は、かなりの差が生まれているように思います。特に共働きのご家庭が増えて、心の余裕がなくなりということも影響が出ていると思います。コロナ禍で在宅での仕事が一時的に増えていましたので、よい面と悪い面も起きていました。
社会教育というのは学校、家庭以外の広く社会における教育です。保護者の皆さんが子供を送り出して下さっている教室もそのひとつです。
今、日本の教育は大きく変わろうとしています。
小中高と順に教科書も変わり、通知表の評価の仕方も変わりということが一番わかりやすい変化でした。大学受験も5、6年前に比べたら、まるで違う形に変化を遂げました。
進学した学校によって、その年の担任の先生をはじめとする自分の子供が接する先生がどうなるかによって1年間の教育はまったく違います。毎年、この子供の場合の学校教育は崩壊しているのではということを思わせるケースがあります。そういう場合は面談で事実と入手した状況証拠?から厳しい話をすることがあります。学校教育が崩壊していても、家庭教育がしっかりしていれば、ピンチはチャンスにすることもできます。大事な子供の土台を作るのは、作るべきなのは学校でも、教室でもありません。家庭教育が最も大きな部分を占めるのが一番よい姿です。
学校が崩壊している、まずい状況にあるという場合にしっかりと観察して欲しいのは子供の心です。子供の心がプラスの方向に向いていなければいけません。保護者の皆さんの仕事でも同じことが言えます。プラスの気持ちが結果やゴールにつながっています。
教室ではマイナスの言葉をなくしたいと思っています。
マイナスの事実や状況に遭遇したとしても、ピンチはチャンスだという大方針にそって、何としてもプラスに向かわせるのが教室の最大の役割です。マイナスの言葉ではなく、プラスの言葉を習慣にすることはとても大切です。マイナスの言葉を使っていたら、それはどういう弊害をもたらすかを子供と一緒に考え、マイナスをプラスの気持ちに変化させなければいけません。
学校、家庭、社会がマイナスをプラスに転換させる意識を持つだけで、子供は大きく変わる、大きく成長するチャンスにつながります。
過去にも何度もお伝えしていますが、何としても、まずご家庭の中でのマイナスの言葉を駆逐して下さい。家庭の中でのマイナスの言葉は保護者の方が話すと計り知れない影響を子供に及ぼします。
○○の科目は苦手だよね。
苦手という言葉はマイナス言葉です。子供は素直に自分は○○の科目は自分の苦手科目だと意識づけられます。年齢が低ければ、低いほど保護者が話すとこの影響力はとてつもないものがあります。一種の洗脳に近いものがあります。
学校ではマイナスの言葉に必ず遭遇します。学校と家庭と社会の環境バランスが子供には大切ですので、家庭では必要以上にプラスの言葉だらけにしてください。家庭が最も子供にとってプラスの場にする必要があります。