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模擬試験が返ってきたら

中学受験、高校受検ともに7月からは毎月、模擬試験を受けるようになります。
大学受験は高1から定期的に受験するのがほとんどの高校で行われています。
結果が返ってきた時が保護者の皆さんの出番です。
よい結果ということはほとんどありません。毎回、つっこみどころ満載なのが普通です。逆にいつもA判定だとしたら、志望校の選定に問題ありと思うくらいがよいです。但し、高校合格ではなく、大学受験を考えて高校生活でトップ層を狙い大学合格実績を分析して戦略的にずっとA判定以上を維持することが目的であれば別です。
さて、悪い結果が返ってきた時、どんなふうに声をかけるでしょうか。
「なにこれ! 偏差値が下がったじゃない。この偏差値だと合格は無理でしょう」「なにこの判定!」。こんな感じで、攻めてしまうことがとても多くなったりします。
「(笑顔で)見せてくれてありがとう。この結果を見て、どう感じたの?」
子供は子供なりに何かしら、まずい、どうしようと思っています。どんなによい結果だとしても、こう思う部分はあります。マイナスに感じている部分を保護者が追い込んでしまったら、行動もマイナスの方向になります。
ポイントはまず、どんな結果でも、見せてくれたことに感謝を伝えるのが大事です。
次に本人がどう思ったのか、感じたのかを確認することが忘れてはならないポイントです。ああだ、こうだと指摘するのではなく、まず本人が自分で結果と向き合い、そこから自分なりの評価、気持ちを冷静に導く手伝いをしてください。前向きな次への行動につなげるのが、保護者の愛情であり、愛のある行動です。
模擬試験は健康診断と一緒です。
自分の弱点、他の人は解けているのに自分は解けていないところ、時間配分など次に向けた作戦立案につなげることができたら、悪い結果は最強の武器になります。