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小4~高3のご家庭へのお話をしています。

怖い睡眠負債

今週はレッスン冒頭で睡眠の話をしています。
かなりの割合で健全な睡眠が取れていないのが今の日本の子供たちの実情です。教室に通ってきている子供たちにとっても例外ではないと言えます。今は大丈夫という子供たちも、あるきっかけで突然、睡眠が不健全になることも珍しくありません。
怖いのは睡眠負債という状態になることです。
例えば、1日に7時間の睡眠が必要な人がいるとしましょう。
7時間ぐっすり寝ていないと、頭も体もすっきりしないという方です。
この人が、1日6時間睡眠が続いていくと、月曜日から金曜日の5日間だけで、5時間の睡眠不足がたまります。
自分に適した睡眠時間を確保できなくなる日が続くと、週末にたくさん寝ても睡眠不足を解消できなくなります。
この状態を「睡眠負債」といいます。
常に睡眠不足のような状態になっていて、自律神経が乱れ様々な心身の不調にもつながります。睡眠はぐっすり眠れている状態で、自分に必要な時間の長さが必要なので、単純に時間だけの問題でもありません。
睡眠負債の影響としては、集中力低下、思考力低下、記憶力低下、ミスの増加、意欲の低下、日中も眠い、心身の不調、体がだるい、成長ブレーキ…などをはじめとして、取り返しのつかないことにつながっていきます。
子供は年齢にもよりますが、遅くとも12時までには寝かせて欲しいと思いますが、そうなっていないご家庭はとても多くなっています。
とても心配しています。教室では生活リズムの健全化も大事なテーマとして取り組みます。