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小4~高3のご家庭へのお話をしています。

生活と心の安定

教室では成績を伸ばすことが第一の使命となります。
私の子育て、そして教育分野の様々な経験から言えることは、成績を伸ばすためには心の安定した成長が必要だということです。心の安定が子供たちの大人度合いの成長、人としての成長につながり、その延長線上に成績の成長があります。
個人差は激しいのですが、子供は小学校高学年から急激に心も身体も変化していきます。
中学受験を考えているご家庭の場合はこの変化が早ければ早いほど結果に近づく可能生が高まります。中学受験に携わる受験業界の間では、大人度合を重視しています。大人度合が高まらない場合、大人側があれこれこうしなさいといった姿勢で接していき、受験に必要な知力、能力を伸ばそうという方向になりやすくなることがあります。
本来は受験においては保護者の皆さんは穏やかに、かつ元気に子供の行動を見守り、応援する姿勢が一番の良薬となるのですが、子供が自分にとって思い通りの行動をとってくれないと、その行動を見ていて、どうして、なぜという気持ちになり、イライラがつのり、可能生を見守り、伸ばすというのはまったく異なる、正反対の攻撃的、威圧的な接し方をしてしまうことがあります。
こういう状態になると、子供の心は乱れます。
子供、子供という 時期から、心と身体が変化する時期の成長の仕方が本当に大事な時期です。この時に子供の心の安定ができるかできないかで、人としての成長の質が変わってきます。心の安定と成長が、成績、学力の圧倒的に大切な土台になります。逆に心の安定と成長がない限り、成績も学力も伸び具合はゆるいカーブになります。
親にとって、子供はいつまでたっても子供ですが、子供が自我に目覚め、自立していく時期が今来ているのかどうかを常に観察してほしいと思います。今がその時期だとなった時にどう接すればよいのかを当面、書き綴っていきたいと思います。接し方を意図的に変えなければいけませんし、いつまでも幼い子供への接し方のままだと、子供の成長カーブを上向かせることはできません。最終的には18歳の時の決断と方向、結果に大きな影響が出てしまいます。