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小4~高3のご家庭へのお話をしています。

成功体験

子育てでは悩みがつきません。
どうしようと思う事が毎日のように出てくるのも普通のことです。
子育ての悩みへの対処、課題への対処の時によりどころにするのが保護者の皆さんの経験ということがよくあります。その中でも成功体験が大きな部分を占めていたりすることがとても多いはずです。
さらに自分が子供の頃はこれくらいできた。だからできて当たり前だ…というロジックが普通になります。
この時、気をつけて欲しいのが、時代の変化です。昔だったら当たり前だったことが、今の時代に合わないことはいくらでもあります。
私が子供の頃は部活でウサギ跳びをよくさせられました。水分補給などさせてもらえず、部活は楽しいというよりも、苦しいとか、必死の想い出のほうが強いですが、勝てばうれしいので、つらくてもとことんやるのが部活だというのが私の時代は常識でした。部活はつらくて当然の世界でした。つらくない練習は生ぬるいという風土でした。
今はこんなことはありえません。ウサギ跳びはしませんし、水分補給は大事ですね。
何が言いたいかというと、昔の常識、感覚は持ち出してはいけないということです。
スポーツばかりではなく、教育分野、習いごと、生活習慣…ありとあらゆる分野において、過去の経験を持ちだして子供にさせようとする時は立ち止まって下さい。
私が子供の頃はこうだった。やってみろ。どうしてできない…ではなく、なぜこういうことを自分は子供の頃にしたのかを笑顔で説明し、説明しながら、子供がへぇ~、私もやってみようというのならばよいですが、押しつけのような勧め方は絶対にしないようにしてください。