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小4~高3のご家庭へのお話をしています。

ほめる

子供をほめて伸ばすのは大事な接し方です。
ほめることによって子供は伸びていきます。
ただし、いつもほめて、ほめすぎた生活環境のまま一定の時期が過ぎると逆効果のケースが出てくる場合があります。
これは本当に個人差があります。
個人差がありすぎるので「ほめる」という接し方はとても難しいのですが、平均的にはほめて、ほめて伸ばすことにとても効果があるのは小学校までです。
子供らしい素直さがあるので、ほめられて、うれしくなり、がんばるという流れが通用します。
中学生ぐらい、大人度合が高まる頃からは行動する原動力が「自分のためになるから」になる必要があります。自分のためになるから行動し、結果として楽しい、心地よいということにつながっているとうまくまわりだします。
ほめられて動くから、自分のためになるから動くという行動作法に変化することを経験しないまま中学生の大部分を過ごしてしまうとかなり大変な事態になる場合があります。
中学生になる頃からほめるなとは言っていませんが、ほめる時を選ぶ、ここぞという場面でほめるという意識を持っていただければと思います。
ほめられて動くのではなく、内面から、自発的動機から動くということが当たり前にしたいと思います。こうなっているケースは物事に関する考え方や言動がとても大人度合が高くなっています。ご家庭でも中学生になる頃から大人として接するを意識してみるとよいと思います。