将来の職業を意識させることはとても大事だと思っています。
我が家の経験からの強い思いです。
保護者の方へのセミナーで我が家のことを話してから約1年が経ちましたが、既に社会人として日々を送っている子供たちは、ますます私自身の世界とは異なる分野の道を深化させています。
ちなみに娘は転職をしました。約半年が経ちましたが、キャリアの幅を広げている様子です。楽しそうにやっているので、親としてはこれが一番だなと思います。
小さい頃はどうしても子供は自分のコントロールの中という意識を親は持ちます。私もそうでした。
我が家の失敗、悩み、時には苦悩という経験から学んだことは、親は子供への接し方を子供の成長段階によって変えていかないといけないということです。これは子供たちが社会に巣立ち、自立しているから、心の底からわかったことです。
子育ての真っ最中の時はまったくわかりませんでした。
なぜ言うことを聞かない。
なぜ話していることがわからないのか。
私の言っていることは正しいのだぞ。
こんな風に思ったことは何度もありましたが、親子だと気づかない、気づくときには子供は巣立っている・・・こんなことを今だから思います。
「親という仕事」は難しいものです。
もう一度言います。
親は子供への接し方を子供の成長段階によって変えていかないといけません。
少しずつ親としてのかかわり方を意図的に変化させていき、自分でまず考え、自分の足で立って歩くことを教えていくことが必要です。
特に将来の進路は、成績や受験につながる教育分野とは違う次元での接し方が必要になると思います。
中学生ぐらいになった時から、教育分野以外で、自分で考え、自分で選択するということが自然とできるように支援していくことが大切です。
今の子供たちは大人としての成熟度合の個人差が激しすぎるのでこういうことを意図的にしていく時期は難しいのですが、一般的には中学生、中1の夏ぐらいから中2の夏までの間が接し方を変えるべき時期です。