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小4~高3のご家庭へのお話をしています。

家の中で考えるチャンスをつぶさないで

考えるということはとても重要な行動です。
教育分野で長く過ごしてきていてとても実感していることがあります。それは、考える習慣がある家庭では、考える習慣のある子供が育ちますということです。
普段から考えるということを習慣化してほしいのですが、学校、教室でも考える場面は意図的に作られていますが、意外と家庭ではこの「考える」ということをしていないということが多いと思います。
次の日の学校の準備をする。
家族で話をしている。
お手伝いをしている。
こういう普通の日常生活の中で子供に考えさせるきっかけを用意してほしいと思っています。
言われたことしかしない。
自分の意見が言えない。
こういった様子の子供には意図的に接していかないと、考える力は育ちません。
早く○○をして。
○○をランドセルに入れた?
○○はしたらだめでしょう。
こういう話し方では子供に考えるチャンスがなくなります。考えて行動するのではなく、言われたことをする子供になってしまう可能生があります。全て親として子供のためを思って、先回りしている発言です。親としては当然なのですが、子供のためということを考えると、ちょっと違います。
疑問を持ったり。
失敗して、次は失敗しないようにしようと考えたり。
どうしたらよいかと子供が思ったり。
子供が考えるという行動につながるように、こうしたらよいという言葉の投げかけをすぐにしてしまわないようにしてほしいと思います。一緒に考えるのはよいことですが、こうしなさい、こうでしょう、答えはね・・・こういう親の知識、考えをすぐに渡してしまうと考えずに、楽に次に進めてしまいます。
子供に楽をさせてはいけません。