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小4~高3のご家庭へのお話をしています。

考える子供

考えることが好きな子供になって欲しいと願っています。
考えるという行動が普通にできる子供はとても強いものです。
考えるということは疑問を持つことです。周りに合わせるということも大事なことですが、どんな場面でも自分で考え、周りの意見とは違う考えを持つと、それを主張するかは別にして、周りに影響されず、周りに流されることなく、自分流の行動ができます。

考えることが好きな子供は不明瞭な今の時代を乗り切る力の土台ができます。小学校から中学校、中学校から高校といった場面では大きな戸惑いに子供は襲われます。環境が激変するからです。でも考えるということを普通にする子供は、乗り切っていきます。どうしたらよいかと考えるというごく当たり前のことができるからです。

考えるという行動は、本来はとても楽しい行動です。でも考えるのがきらいという子供が一定の割合で存在します。年齢があがっていけば考えるようになると思っていたら、大きな間違いです。考える力は身につけようと思っても身につきません。考える力の基礎基本は日常生活の中でしか身につきません。意図的な力が必要です。
親は失敗しないだろうか、忘れ物はないだろうかということがとても気になってしまうものですが、こういう親の心配が子供の考える力を育てる環境を破壊していることがよくあります。
失敗したら、どうしたら次は失敗しないかを子供自身に考えさせないといけません。
忘れ物をしたら、次にどうしたらよいのか考えさせないといけません。
子供のことを思って心配して先回りしたり、子供のことを思って手をつくしすぎるとよくないということをぜひ考えて下さい。