ある大学で100人ぐらいの大学2年生を相手に、自分の将来を真剣に考え始めたのはいつ頃かということを聞いてみる機会がありました。
一番多かったのは大学に入ってからという学生で、約半数でした。
将来やりたいことがない人、という質問にも半数ぐらいの学生が手をあげました。このままの状態で就活に突入していく学生が大半になるのではないかと心配になりました。
やりたいこと、将来像が描けない学生は、間違いなく就活で苦戦をします。そもそも就活は将来の道のひとつにすぎないということも頭に入れておかないといけません。
だからこそ、社会に出た時の将来像は中学生、高校生の間にぜひ考えて欲しいと思います。中には小学生の時からの夢を実現しようと邁進する場合もあります。教室のホワイトボードには教室の卒業生や元コーチの活躍の様子を紹介しているプリント類をペタペタ貼っていますが、みんな小中学生時代に将来の夢を描き、悩み、悩み続けながら、家族にも宣言し、そして具体的な行動を何らかの形で中学生の間に起こしています。すごく立派だと思います。
だからと言って、では社会に出た時の将来像を考えてみようという活動を突如はじめてもうまくいきません。
教室でも刺激を与えることを強化していきますが、ご家庭でも将来について気軽に話をする環境作りをぜひお願いします。