先週、教室の中で会話をしていて「ばれなければいい」という発言に遭遇しました。ああだ、こうだと話をしましたが、「ばれなければいい」という気持ちを変えることは、まだできていません。
子供が親に隠れてあることがしたくての延長線で出てきた言葉が「ばれなければいい」でした。キケンな分野の「ばれなければいい」ではないので、安心して頂きたいのですが、どうして子供は親に隠れていろいろしたいと思うのでしょうか。
見方を変えてみると、親に見つからないようにして、何かをしようとすることは自立の第一歩のひとつの形ということも言えます。親に隠し事のない子供はいないという見方もしてほしいと思います。
キケンな分野の「ばれなければいい」ということを見つけた馬合は即座にご家庭にも連絡をしますが、そうでなければ教育的な観点から教室内でまず対処させていただきます。とはいうものの今、一番キケンな分野がスマホの世界での「ばれなければいい」です。恐らく「ばれなければいい」だらけになっているのではと心配しています。
「ばれなければいい」というおろかな考えを駆逐するには、大人としての気持ち、考え方、ふるまいを身につけるしかありません。知名度のある大人でも「ばれなければいい」で行動している方があちこちにいるという状況がある限り、常に意識していないと「ばれなければいい」にのまれていきます。