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小4~高3のご家庭へのお話をしています。

点数が取れるだけでは意味がない

ある私立高校では1次試験で極めて難しい問題が出題されます。超難関ですし、人気高校です。訪問してみると、在校生は母校に誇りを持っているというのがとてもよくわかります。
この高校で先生方と話をすると、どの先生も点数がとれるだけでは意味がないという考えを持たれているのがわかります。勉強ができていればいいだろうという考えだと入学させたくないと真面目な顔で言われます。
この高校では2次試験があります。
面接です。
通常の私立高校では面接は入学後に努力をする生徒か否かということをまず見ようとします。きちんと学校や教室で面接練習をしていれば、不合格になることはありません。
しかし、冒頭で取り上げた高校では、人間としての心をみようとしています。人としての器と可能生、と言ってもよいと思います。
面接をいつもされている先生とお話すると、様々なキーワードが出てきます。

自学自習
自己管理
責任
判断
モラル

どんな生徒が欲しいと思っているのかを、これらのキーワードから感じとってほしいと思います。
この高校に入学している生徒は、いずれも受験勉強を必死にやり、スポーツあるいは文化、もしくは特別な分野の何かでも必死に取り組んでいる者だけが結果的に入ってきているようです。受験勉強以外にも何かをやらねば入学できないということではなく、やりたいこと、すべきことが自分で決められ、その2つの分野を通じて、自己管理能力を最大限に伸ばし、24時間すべての時間を徹底的に自分の成長のために日々試行錯誤しているという生徒が結果的に集まったと言えると思います。そういう高校生の集団なので、おそるべきというほどの感動的なよい環境が高校の中に実現できています。
その高校の先生方もこの場を見に来て下さっているので、学校名を出すわけにはいきませんが、自分の24時間を徹底的に磨き上げていくと、たどり着ける高校です。こんな高校に教室から合格者を出したいと切に思っています。