どこかのタイミングで自分の子供を大人として扱わねばなりません。
これは必ずしなければいけないことです。
いつまでも子供として接するのは、親にとってはとても楽なことです。
しかし、こういう気持ちを保護者の皆さんが持ち続けると、子供は幸せになるチャンスから遠ざかることになります。
子供の時の素直な感覚は持ち続けて欲しいとは思います。
子供らしいものの見方はとても大事です。
但し、大人としてのものの見方はきちんと持たせる必要があります。
子供をひとりの大人として接する時期は子供それぞれでまったく違ってきます。今の子供の成長度合を真剣に見つめ、大人として接するおおよその時期を考えてほしい思います。
個人差がありますので、小学生でも大人として接するべき子供がいます。幼すぎる場合はあえて大人として早めに接しないといけないケースもあります。
一方で高校生になっているのに、すべてにおいて子供扱いしているのは、危機感を持って欲しいと思います。絶対に間違っています。
大人として接すべき時期を考え、そこから逆算し、今はどういう接し方をすべきかというのも考えて下さい。
今日の話は、既に子供が社会人になっている我が家のことをふりかえり、反省だらけという状況を元にしています。今だから、私もこういう考え方を持つに至っています。気づかないまま、勝手に子供たちは大人になってしまいました。私は私で自由に接してきていましたが、運がよかっただけだとしか言いようがありません。我が家の反省からのお話でした。時間は戻らないというのを今だからひしひしと感じています。